ジェッソはもともと、絵を描く前にキャンバスなどの地塗りとして使われているものです。
ジェッソ自体に強い隠蔽力があるので、素材の影響を受けることがありません。
ジェッソを塗った上から絵の具などの塗料を塗っていきます。
ジェッソが使用できる素材と効果
ジェッソは様々な素材に使用できます。
- キャンバス
- 木
- 石膏
- 紙
などです。
ジェッソを使用することで得られる効果は
- 絵具の定着を良くしたり
- 発色を良くしたり
- 保存状態を良くする
などです。
ジェッソを使う方法
吸収性のよい石膏はそのまま絵の具を塗っていくと絵の具の水分を吸収しすぎて渇いた時に絵の具がひび割れたり、絵の具の発色性に欠けたりします。
なので、絵の具本来の発色やツヤ感を保つために下地にジェッソを塗ったほうがよいでしょう。
使用方法は、原液もしくは原液に少量の水を加えたものを、刷毛で数回方向を変えながら重ね塗りをします。
薄く塗って何度も塗り重ねることで、マットな質感の下地がでます。
また、石膏はもともと吸収性が強いので、それでも気になる場合はアクリル系メディウム等で目止めするという方法もあります。
グロスポリマーメディウムを先に塗ることでより吸水性の目留めをすることができます。
乾いたらこの上からジェッソを塗ります。
ジェッソの色の種類
ジェッソで一般的によく使われているのは白色ですが、アクリル絵の具と混ぜることもできます。
絵の具の白色と混ぜる感じなので、パステルカラーの下地といったようなイメージですね。
また曼荼羅ストーンの場合、下地を黒にすることで絵の具の発色がより際立つので黒色のジェッソもオススメです。
もともと有色であるカラージェッソもあります。