わたしたちの生活にはさまざまな色で溢れています。
色の効果を積極的に利用することで、心と体の健康に役立てる効果やメッセージがあります。
「理由は分からないけれどイライラする。」
「幸せなはずなのにモヤモヤした気持ちをずっと抱えている」
「ストレスを無理やり抑え込んでいる」
といった経験はありませんか。
- ストレスを抱えている自分がいけない
- 我慢しなくてはいけない
- 我慢できない自分はダメな人間だ
と自分を責め、自分の気持ちを否定していると、いろんな歯車がかみ合わなくなり、それはいずれ表面化し身体にも影響を及ぼすことになります。
普通に生活していたらそういったモヤモヤした気持ちを消化することは難しいですよね。
そんな時こそ心や体の内なるメッセージにしっかりと耳を傾けて気付いてあげるときです。
色にはそれぞれ意味やキーワードが存在していて、無意識に選んだものが、自分が心の奥で感じていることを表しています。
直感でその時の気分で選んだ色によってそのときの自分を理解し、心と体のバランスを整える力があります。
色に期待できる効果
色にはそれぞれの色が持つ特徴や意味があります。
今自分が求めている性質を持つ色を意識するようにしましょう。
その色の服を身に着けたり、小物を持ったり……とにかく意識が向けばいいのです。
また、『そうなりたい』という願望よりは、『そうなる』『そうなっていいんだよ』くらい自信を持って意識した方が、その色が持つ性質に近づきやすくなっていきます。
赤色(レッド)
情熱を表す赤は強いエネルギーの色です。
新しい分野を切り開いていきたいという思いがあるのかもしれません。
また地に足をつけてしっかりと現実を生きるという意味もあります。
- やる気になっているとき
- 元気が欲しいとき
- 自信をつけたいとき
- 自己主張したいとき
このように思っている方は赤を好んでいる人が多いです。
またその反面、怒りや攻撃といったイメージの色でもあります。
怒りや攻撃を感じているときはその強いエネルギーをポジティブなエネルギーに転換できるときでもあります。
行動的になりたいときには、この色を身に着けるといいでしょう。
橙色(オレンジ)
オレンジ色は陽気で温かい高揚感を表し人生を楽しむ色です。
- 賑やかでわくわくする
- エネルギー
- 親しみ
- 開放感
といった陽気で楽しいイメージが強いです。
不安、恐怖、プレッシャー、抑圧といった感情によって押しつぶされそうだと感じている方は、心の不安定を取り除く効果があるオレンジ色を身に着けることでバランスを整えてくれます。
またオレンジ色は胃腸を刺激し健康なからだづくりを促す効果がありますので食欲不振などで元気がでないといったときは、あえて食卓にオレンジ色のものを配置したり、オレンジ色の食べ物(パプリカ・人参・オレンジ・かぼちゃ・たまごなど)を食べると元気が出てきます。
黄色(イエロー)
人々に希望や喜びを与えてくれ、わくわくした楽しい感情、好奇心を表す色です。
強い希望を抱いているときに、鮮やかな黄色を好む人が多いです。
- 集中力
- 判断力
- 記憶力
- 注意力
というような効果を発揮し、問題解決へ導いてくれ不安を解消する力があります。
また、その反面道路標識などでは黄色は目立つ色で危険信号の色としても身近に使われています。
自分のほうを向いてほしい、認められたいという承認欲求が強い人は黄色を好む傾向が多いです。
自分の軸をしっかりと持つことができているでしょうか。
他人と比べてばかりいないか一度振り返ってみるのもいいかもしれません。
緑色(グリーン)
緑色は中間色と言って、暖色でも寒色でもない刺激が少ない色で心身のバランスを整えてリラックス効果がある色です。
- 心身の癒し
- 疲労回復
- 鎮静作用
- リラックス
- 穏やかな気持ち
このように安心と落ち着き・安らぎをもたらしてくれます。
自分の心がきちんとオープンになっているかを振り返ってみてください。
時間的・空間的な余裕を持って生活できているか、深く呼吸ができているかも大切です。
なんだか最近イライラするなーと感じたら、緑色を取り入れてリラックスする時間を持ちましょう。
青色(ブルー)
青色は心身の興奮を鎮めて感情を抑える効果があります。
- 集中力
- 食欲コントロール
- 落ち着かせる
- 睡眠促進
冷静に判断できるようになりたいときは青色を取り入れることで副交感神経を刺激し、脈拍が下がったり、呼吸を整えたりする力があります。
青色の空間では建設的な会話ができたり、何かを作るといったときに集中することができます。
言葉を使ったコミュニケーションを表す色で、「クール、さわやか、信頼感」といったイメージが強いため、企業広告でもよく使われている色です。
紫色(バイオレット)
紫色は「活発な赤+抑制の青」が混ざった神秘の色です。
心身のバランスを整える癒しの効果があります。
- 想像力・感性を豊かにする
- 緊張をほぐす
- 催眠効果
- 心身の回復
- 勘を鋭くする
昔から高貴な色として知られている紫色ですが、深い瞑想に導いて潜在能力を引き出す効果もあります。
直感力は優れているけれど、いざ自分の使命や役割を考えると判断に欠ける・・・
などというときは一旦精神を集中して自分と向かい合うという時間も必要かもしれません。
桃色(ピンク)
やさしいイメージをもっているピンク色は恋愛・幸せ・思いやりなどの愛の色です。
- 幸福
- 優しさ
- 安らぎ
- 愛情
- 緊張をほぐす
女性に好まれると同時に嫌われる色でもあります。
子どものころに女性らしさを強要された女性や、女性らしさに距離を置いている女性はピンクを好みません。
それは繊細で幼稚、不安定、弱いというネガティブなイメージと女性のイメージが重なっていることによる抵抗心です。
その反面、ピンクは経営者の色でもあります。
余裕を感じさせるピンク色は、相手に安心感を与えて話をきちんと聞いてくれそうな社交的なイメージを演出することができます。
心に余裕がないというときは敢えてピンク色を取り入れてみることで、感情を鎮めて安定させてくれます。
金色(ゴールド)
豊かさを象徴する色です。
- 高級感
- 豊かな気持ち
- 自信
- 意欲的な気持ち
このような心理効果があります。
周囲の人にも豊かさを分けられる方ですが、ネガティブな面を見れば権力や名誉を求め過ぎているかもしれません。
こんな性格にかわりたいなど、自己否定が強いときなどは、小さなゴールドのアクセサリーでもよいので、身に着けることで自信につながります。
楽しみながら生活の中に「色」を取り入れよう
いかがでしたでしょうか。
選んだ色のキーワードや意味に心当たりはありましたでしょうか?
単純に『色』のキーワードや意味を知るだけでも、思考やイメージが変わってきますので面白いですよね。
ぜひ楽しみながら、生活の中に『色』を取り入れてみてください。
一人でも多くの方が、周囲のことに惑わされずブレずに、自分の意志や人生に悔いなく生ききぬくこと、自分の気持ちを素直に受け止められるようになってほしいなと思います。