レジリエンスとは、困難や逆境、ストレスなどの厳しい状況に耐えた際に、それを乗り越えたり、適応したりする能力や克服していくこと。
レジリエンスによって何が変わるかというと、自分の力が生かせるということです。
・子供にやさしくしたいのにキツく怒ってしまう。
・プレッシャーに弱く緊張しすぎて、うまくしゃべれない、頭が真っ白になってしまう
・頭に来たときはこうすればよいとわかっていてもそれができない
・立ち直り方がわからない
このように、頭ではわかっていても、それをうまく表現ができなかったり、自分自身のコントロールができなくなってしまうような経験ありませんか?
この原因はストレスが深く関わっています。
人間は、思考・感情・行動・体の相互関係で成り立っています。
体の部分で、気持ちが落ち着くと頭が良く働くようになったり、状況に応じた適切な行動がとれるようになったりできるようになります。
そして、自分が持っている力を十分に発揮できるようになります。
レジリエンス(心の回復力)を高める手段
①ポジティブな思考を持つ
困難の中でも良い面を探し、肯定的に考える習慣を身につける。
「できること」に焦点を当て、小さな成功を積み重ねる。
②自己肯定感を高める
成功体験や自分の努力を振り返り、自分自身の価値や強みを認識し、自己を尊重する
「完璧でなくても良い」という思いを持ち、プレッシャーを軽減する
③感情をコントロールする
怒りや不安といった感情を否定せず、冷静に正しく表現する
感情日記やセルフリフレクションを活用し、感情を整理する
④人間関係を大切にする
信頼のできる家族や友人、同僚との良好な関係を見据えて、困難なときに支え合える環境作り
⑤正しい目標を設定する
現実的に達成可能な目標にむけて小さな成功体験を積み重ねていく
⑥ストレスを管理する
瞑想や深呼吸、マインドフルネスを実践して心を落ち着ける
趣味や自然に触れ時間を持ち、心の休息を確保する
⑦趣味や自己表現を楽しむ
好きなことに没頭し、ストレスを軽減する
芸術・スポーツなどで感情を表現する機会を持つ
⑧柔軟性を持つ
失敗や変化を成長の機会と捉え、新たな視点を受け継ぐ
「完璧を目指さない」柔軟な考え方を意識しながら適応力を鍛える
⑨感謝の気持ちを持つ
日々の感謝を日記やメモに記録することで、心の充足感を得る
感謝の気持ちはポジティブな感情を引き出しやすい
⑩心身の健康を整える
規則正しい生活リズムを作り、睡眠・運動・栄養を整える
栄養バランスの取れた食事と適度な運動を心がける
まとめ
レジリエンス(心の回復力)は、一朝一夕で高められるものではありませんが、上にあげた方法に意識を少し傾けて、できるところから少しずつでよいので生活に取り入れることでだれでも強化することができます。
たとえば、心ではなくて体の健康に置き換えたときに、ダイエットしたい・筋肉をつけたいとYOUTUBEを見ながらセルフダイエットしたり、チョコザップに通ってみたり専門のトレーナーと一緒にトレーニングをやったりと方法はたくさんあります。
それと一緒で、意識を「心の回復」に傾けて、それに伴った思考や行動を日々の生活に取り入れることでだれでも回復することが可能であるということ。
絶望期のときはどれもこれも、「それができないんだよ」とおもうようなことばかりですが今振り返ってみるとここ数年で自分自身でも変わったなとおもうことが増えました。
総合的にポジティブシンキングが芽生えてきているのを実感しています。
ドットマンダラアートのマインドフルネス効果とともにレジリエンスを高めていく
というのも一つの手段として推奨していきたいとおもいます。
解決できないというときは専門家(心理カウンセラーやコーチ)の力を借りて相談することをおすすめします。